カルシウムスケール溶解剤　カルスケG|製品情報

カルスケG（カルシウム溶解剤）

20kgバロンボックス｜10kgバロンボックス｜1L

カルスケG

●毒物、劇物に指定されないカルシウムスケール溶解剤。それが弊社の「カルスケG（ジー）」です。
●刺激性が少なく、ほとんどの金属を腐食させません。
●フッ素化合物等の毒劇物を含みません。
●中和処理を行うだけで排水可能です。
●5～10倍希釈でご使用ください。

カルスケGは炭酸カルシウムスケールを溶解する薬剤です。
主に、以下の各種スケールの洗浄に使用できます。
・クーリングタワー・熱交換器・循環ポンプ
・加湿器のフィルター・ろ過材・給湯器・食品機材
・CIPライン・重機器鉄サビ・製氷機・ふん尿処理器
・尿石等
(高性能腐食防止剤入り)

■使用禁止素材
アルミ、メッキ、SUS（サス）※ステンレス4番シリーズ
※詳細はお気軽にお問い合わせください。

■規格・荷姿
20kgバロンボックス
10kgバロンボックス
1L

カルスケG資料

カルスケGカタログ

カルシウムスケール溶解テスト

クーリングタワー（冷却塔）洗浄

2NH₂SO₃H+CaCO₃　→　Ca(NH₃SO₃)₂+H₂O+CO₂↑

スルファミン酸

2HCl+CaCO₃　→　CaCl₂+H₂O+CO₂↑

塩化水素酸

スルファミン酸と塩化水素酸の働きで、カルシウム分を水と炭酸ガスに分解。カルスケGは毒、劇物に指定されない製品群の中では、高度なカルシウム溶解能力を誇ります。

写真は、温泉の配管に付着したスケールで、主成分はカルシウムです。

そこに、カルスケGを5倍希釈したものを入れます。直ぐに、溶解が始まります。

溶解中です。

15分後、かなり溶解がすすみました。

1時間後、カルシウムスケールがほぼ全て溶解しました。

毒物、劇物に指定されないカルシウムスケール溶解剤

通常、酸よりイオン化傾向の大きい金属は、酸で洗浄すると腐食されますが、カルスケGは腐食を防止する薬剤が配合してあるため、一般の酸に比べその腐食性は軽微です。ただし、イオン化傾向の大きいアルミに対しては長時間漬け込む用途の使用には向きません。（＊アルミに関してはGシリーズのカルトケAをお勧めします。詳しくはQ&Aの「カルスケGの腐食性について」を参考にしてください。

カルスケG、塩酸、硫酸の各15%水溶液に普通鋼板を72時間浸漬し腐食率を重量パーセントで表示しました。カルスケGが腐食性が小さいのがみてとれます。

試験液	20℃	60℃	80℃
塩酸	4,40	56,40	55,80
硫酸	4,50	53,80	60,60
カルスケG	0,08	0,59	4,80

業界の語句により、用途の幅があります

開発時は、熱交換器、クーリングタワー等、空調関係がメインでしたが、最近では厨房機器のメンテナンス、酪農では搾乳機内部に付着する乳石の除去。源泉から温泉水を引くパイプ内部のカルシウム分除去、茹で上げの麺工場、等幅広い用途にご使用頂けます。

酪農業界	酒造業界
乳石（にゅうせき）	酒石（しゅせき）
清掃業界	食品業界
尿石（にょうせき）	水垢（みずあか）

各業界によって呼び方は異なりますが、そのほとんどがカルシウムスケールです。カルシウム分を安全に溶かす。と、言うのが当社の「カルスケG」ですが、思いのほか用途があります。主にスケールについては、上記のように業界により語句が異なります。

カルスケGの用途

●幅広い分野の工場・（クーリングタワー）・コンデンサー
●ビルメンテナンス・（加湿器）・・・・・・モジュールフィルター
●食品工場・・・・・（チラー装置）・・・・プレート式熱交換器
●海淡プラント・・・（造水機）・・・・・・海水蒸発器
●酪農工場・・・・・（自動搾乳装置）・・・パイプライン
●こんにゃく工場・・（自動練り機）
●厨房機器・・・・・（製氷機）・・・・・・給水タンク・給水ポンプ等
●温泉・・・・・・・（温水ボイラー）・・・配管ライン・熱交換機
●化学プラント工場・（反応槽ジャケット）
●車・船舶工場・・・（熱交換器）・・・・・冷却器
●酒造工場・・・・・（配管ライン）